2016年11月29日火曜日

宇治駐屯地創立65周年記念行事に初めて行ってまいりました。

11月26日初めて宇治駐屯地に行って参りました。
近江今津駅(7:06発)から約2時間。JR黄檗駅から徒歩5分。ついに来るのが初めての宇治駐屯地にたどり着きました。
JR黄檗駅
宇治駐屯地正門。歓迎ムード
正門に結構な人が待っており、9:30に開門しました。
正門の待機列
正門通過後、左手に興味深い用途廃の装備品があったのですが、あとで観る事にして戦車試乗場に向かいました。

戦車試乗の会場が見つかりました。どうも抽選券に当たったら乗れるようです。



で、肝心の戦車ですが、「近場、今津の74式かな?」と思ったら・・・・・
岡山県にある日本原駐屯地の第14戦車中隊の74式戦車でした!

第14戦車中隊所属の74式戦車。
部隊は岡山県にありますが、実は四国を守る部隊です。
「14戦は珍しい!乗ろう!」しかしまだ時間があったので外来の装備品を観ることにしました。
まずは航空自衛隊第4高射群第12高射隊饗庭野分屯基地(滋賀県)所属のPAC-3(対空ミサイル)。
隊員さんに、自分「これだけデカい装備だから夜に移動したんですか?」とお聞きしたら、
隊員「いえ、今日の朝に出発して着きましたよ」とのこと。
航空自衛隊のPAC-3。陸自と間違われることが多いのだ(涙


やっぱりこの角度がかっこいいね!

隣は第8高射特科群第339高射中隊青野原駐屯地(兵庫県)所属の03式中距離地対空誘導弾。
03式中距離地対空誘導弾

後ろに着いている板は、ミサイル発射時の噴煙を後ろに逸らす為の板。
こうしないと噴煙が地面に当たって、発射器自体損傷するのだ。

こんな感じで発射器を立ててミサイルを発射する。
03式の隣は第3師団第3高射特科大隊 姫路駐屯地(兵庫県)所属の81式短距離地対空誘導弾
81式短距離地対空誘導弾
93式短SAMの前にあるのが81式の目視照準具。
これを使って敵機を照準することも出来る。

新しいミサイルを装填する際、下にあるコンテナごとアームが上に持ちあがり、ミサイル装填完了となる。
隣は81式と同じ第3高射特科大隊所属の93式近距離地対空誘導弾。
93式近距離地対空誘導弾。
弾は91式携帯地対空誘導弾
93式の隣は姫路駐屯地第3特科隊所属の155mm榴弾砲 FH70
155mm榴弾砲 FH70

逆光だけどこの角度いいね!

FH70の閉鎖器。

FH70の揚弾器。
発射した際ここに置いた155㎜砲弾が揚がって砲弾を装填しやすくなる。

来客の方が座っているのがFH70の砲手席。
 道路向かいが第3師団第7普通科連隊福知山駐屯地(京都府)所属の装備展示で、
81㎜迫撃砲L16(しかも触れる!)
81㎜迫撃砲L16
ロープで囲って無くて触れる。けっこう嬉しい!

多分第2中隊の装備品。
左にあるのは照準器。

やっぱりこういう小火器とか火砲などの装備で触れるの嬉しいですね。
最近じゃどの駐屯地でも展示されなかったり、あってもロープで囲っていることがあったり・・・・(涙
気を取り直して。
他にも本部管理中隊の偵察用オートバイ
偵察用オートバイ
本部管理中隊の82式指揮通信車
82式指揮通信車
第1中隊の軽装甲機動車
軽装甲機動車
他にも展示装備ではないですが、第14戦車中隊所属の軽装甲機動車

第14戦車中隊所属の軽装甲機動車
第14戦車中隊のマーク。赤鷲の背景に黄色い四国があります。
あと「三支」と書かれた業務トラックもありました。
民間のトラックをOD色に塗って陸自仕様なのを「業務トラック」と呼びます。
10:30に戦車試乗抽選が始まるので10:00頃に向かいますとすでに人が並んでおり、最終的1500人ぐらい並んでいたと思います。
戦車試乗抽選に並ぶ人たち
抽選方法は箱の中に入った封筒を引き抜き、封筒の中に入っている当たりの整理券を当てるものです。ハズレには「残念」と書かれた紙が入っています。で、自分の結果ですが、「残念」を2回引きましたw抽選には外れましたが楽しかったですw
ちなみに抽選中ラッパの演奏がありました。
11:15 明野駐屯地(三重県)第5対戦車ヘリコプター隊所属のAH-1S対戦車ヘリの飛行展示が始まりました。
AH-1S対戦車ヘリ

数回のアクロバット飛行して約4分間飛行展示が終了しました。
その直後戦車試乗が始まり見学しましたが約200m走ってバックで戻るものでした。

その後個人装備を見て
約50㎏の背嚢
戦闘防弾チョッキ
戦闘糧食
左のキャラクターは滋賀地本の「海ぽん」
用途廃の装備品を観てきました。61式戦車や
61式戦車

60式自走無反動砲。
60式自走無反動砲



無反動砲2発撃ったら逃げる用法の車輌だった。(敵前で再装填は無理)


このアングルで見るとガルパン劇場版OPみたいw
60式装甲車。
60式装甲車
今津駐屯地の観閲行進で走っていたの思い出すし、
けっこう地面の振動74式より大きかった覚えがある。




 74式自走105mm榴弾砲。
74式自走105mm榴弾砲

車体下にあった砲弾運搬用器具。何故あったかは不明。
M1 155㎜榴弾砲。
M1 155㎜榴弾砲



UH-1H多用途ヘリコプターがありました。
UH-1H多用途ヘリコプター。
ちなみに愛称は「ひよどり」と付けられていたそうです。



その後、宇治駐屯地の資料館「彰史館」に入りました。

中は宇治駐屯地前身の宇治火薬製造所からのあゆみや旧軍時代の銃器、砲弾などがケース内に並べてありました。

一番左端のはガルパン知波単学園の福田車である95式軽戦車の砲弾。
左から2番目は特二式内火艇 カミ車の砲弾。
右から2つのはガルパン知波単学園の西車、細見車である97式中戦車の砲弾。 
旧海軍96式陸攻のプロペラとあるが、本物の96式陸攻のは3枚羽なので、
恐らく別の機体のものだろう。
彰史館を見終わった後、お隣の展望塔に入りました。展望塔は元は水槽塔でしたが水槽を撤去し、6階の展望塔になったそうです。
しかし、来客が多くて3階付近から行列が出来上がりました。ちなみに6階の展望台は天気が良くて萬福寺や天王山が見えたんですが近隣住民のプライバシーの問題で撮影禁止になっておりました(泣

各階はこんな感じで駐屯地の歴史写真や
その年にあった出来事が飾られていました。

発掘された物資運搬用レール。駐屯地が出来る前は
物資をトロッコ(写真は復元した物)に乗せて運んだそうです。
展望台を後にして14戦の74式戦車を見に行きました。正面、側面、後面が見に行けるのは嬉しかったです。
ちょうど、戦車隊員の方(砲手)が居られたのでこんな質問を
自分「74式岡山からここまで来るの大変だったでしょう?」
74式砲手「そうですね。夜間に来たんですが、それでも北海道や九州に比べるとまだ楽ですね。」
自分「74式って砲手席狭いって聞いたのですが、実際に狭いんですか?」
74式砲手「(身長175ぐらい)そうですね。実際そうなんですがもう慣れました。」
今回の展示で戦車長、砲手、操縦手の3名で来られていました。
装填手は訓練展示が無いのでお留守番だそうです。
戦車を運ぶときにはトレーラーを使って運びます。
長距離自走だと戦車が壊れてしまうから・・・
これが本当の「ガールズ&パンツァー」w
後ろ姿も好きですね~
 

74式を後にして(十分に写真と触りましたw)まだ時間があったので、高機動車試乗場に行きました。結構人が少なくなったのであんまり並ばずに乗れました。
担当は第7普通科連隊所属の高機動車。

頭保護のため手渡された中帽(OD色のプラヘルメット)。中はこんな感じ。
被る前に紙の帽子をかぶってから中帽を被る。 
どちらが持ち主なんでしょう・・・・
実は自分高機動車乗るのこれが初めてで、お隣にいた小学生が
自分より先輩(高機動車に乗るの)だったので、いろいろ教えていただきました。

高機動車の運転席。真ん中にある白い箱はETC保護箱。
 小学生「シートベルト2人で付けるもんやから一緒にしよー」
自分「へえーそうなんかー(無知)」
身近な高機動車ですが、知らんことあります。
高機動車の後部シートのシートベルトは2人ですることとか。
シート2人掛けでシートベルトは一緒。
身近な装備なだけ正に燈台もと暗しorz
高機動車試乗は普通に舗装道路を走る・・・のではなく、デコボコした道を走るコースでした。リアル4DXですw
小学生「ここなガッタンって揺れるしな。そこでまた揺れるんやでー。」
自衛隊員「よう知っとるな。」
小学生「だって2回目やもん。」
自分「そうなんかー。(さすが先輩(小学生)!よく知ってる!)」
デコボコ道で隊員は見事なハンドルさばきを披露。動画撮ってる途中電池切れたorz
楽しい高機動車試乗を終え、先輩(小学生)と別れました。
14:30蛍の光が流れたので帰路に着きました。
宇治駐屯地のレンガ倉庫。明治ごろに建てられたそうで今でも現役の倉庫です。
宇治駐屯地創立65周年記念植樹のキンモクセイ
第131地区警務隊宇治連絡班所属の73式小型トラック
宇治駐屯地にはあんまし見る物が無いと聞いていたんですが、結構楽しかったですし、初めてのことが多々ありました。やっぱり自分の足で見る事触ることは大事だと思いました。

以上で宇治駐屯地創立65周年記念行事のレポートを終わります!
宇治駐屯地、外来の隊員の皆さん有難うございました!く(`・ω・´) 

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